平日もみやこ路快速を6両に統一か? 221系の組み換えはいかに

2021年2月5日、223系2編成が京都へ転属してR01、R02編成となったことがTwitter上で確認できました。目的として、225系3次車運用入りによる一時的な疎開転属で、一度も運用に入らず3月改正直前に網干へ再転属する説 (和田岬線R2編成とほぼ同じパターン) と、正式な転属で221系2本を奈良に捻出する説がありますが、ここでは後者であると仮定して話を進めていきます。

 

現在の221系の編成についてはこちらをご覧ください。

 

103系編成表

201系編成表

 

次に、奈良に転属する際どのように組み替えるかを見ていきますが、4両 (C編成とK編成)と8両 (A編成) を全て6両にする説と、それぞれ3本ずつを6両に組み換えて、残った4本は環状線直通運用から捻出して組み替える説があります。それぞれ見ていきます。

 

 

組み換え方法① 全て6両に組み換える

A編成とC+K編成は両者とも5本で同数ですので容易に組み換えられます。

実際にA編成とC・K編成を全て6両に組み替えると以下のようになります。

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結果を見ると、現在の103系201系と221系の本数は一致しますが、103系が4両編成2本(NS407、NS409) あるのに対し、221系は全て6両に組み替えているので、4両を6両で置き換えることになり、こうなれば平日のみやこ路快速全列車6両化や、土休日の奈良線で4両で運行されている普通列車の一部6両化が期待できます。

 

組み換え方法② 環状線併結運用から捻出する

A編成3本と同数のC編成を6両に組み替え、A編成2本とK編成2本は元の両数のまま転属する説です

 

まず組み替える前の形がこちらです

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組み換え方法

組み換え前のA編成です。

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環状線直通運用に注目します。環状線には8両固定編成のほか4両を2本繋いだ8両編成も運行されています。このうち4両×2本計2運用を8両固定1運用に置き換え、4両2本を捻出します。

 

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捻出した4両2本のうち1本を8両1本と組み替えて6両2本にします。

 

最終的な結果がこちらです。

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画像から分かることは、4両が1本余っていることです。大和路線では最終的に201系を全廃し、直通快速を除くと全て221系に統一する予定なので、車両共通化により運用数を削減すると思われます。よって必要以上の予備車は不要です。これについては京都から転属する編成を1本減らせばいいかと思います。すると今度は京都で余りますが、もし京都に転属した223系2本が6000番台化せず固定運用を組む場合、221系と併結できないので、運用に制限が生じます。そのため、現在1本での運用を2本で賄わなければなりません。そのため、予備車を増やすのなら京都のほうがいいでしょう。

また、仮に6000番台化するかただの疎開転属だった場合でも、113系を1本置き換えればいいでしょう。